電脳しんそこ

煌めきと愛の地獄へようこそ

泡沫アイルのストーリーを読んでほしい3つの理由

アイ★チュウくん4周年おめでとうございます。このたび4周年でマネージャーカードの復刻がめでたく決まりましたので「全ユーザー泡沫アイル先生のストーリー読んでくれ」という思いからなぜかキーボードを叩き始めてしまいました。

そもそも3章しょっぱなの「オペラ座のAKUMA」とそれに付随するArSとアイル先生のお話の面白さにやられてしまって、この人(アイル先生)天才だな…という思いでめちゃくちゃになってたんですが、個別ストーリーを読むと人間的な隙とかかわいさをすっごく感じて更に好きになったという感じなので、ArS坦にはもちろん他ユニ担にももっとアイル先生を知ってもらいてえ~~!!という思いでいるというわけです。前置きが長くなってしまいましたがそろそろちゃんと内容について触れるので 逃げないでください お願いします

 

 アイル先生のカードは現時点でどれもめちゃくちゃ面白くて見どころしかねえわという感じなのですが、今回は一番最初のGRにフォーカスしてできるだけ冷静に見どころを説明してみたので、時間のない人はここだけでも読んでいってくれよな!

 

・めっちゃいい仕事をするかっこいいアイル先生が見られる

メインストではけっこう演出家寄りの仕事してるアイル先生が多いかなと思うんですが(まあ演劇の仕事がしょっぱなに来たし魅せどころとしてはそこだよね、と思うし超大好きなのでそれが嫌というニュアンスではないです)このストーリーでは演出家のスキルを活かしつつマネージャーのお仕事をしてるという印象で、ちょっと新鮮かなと思います。またその仕事への取り組み方とか、アイチュウに対しての姿勢がすごくすごく良い……泡沫アイルという人間にすごく愛着と興味と尊敬の念が湧く、そういう書き方をされてます 良い……

 

・口調のかわいいアイル先生が見られる

いやもうひっくり返っちゃうんですけどPに対しての口調がかわいい!!!タメ口と敬語のちゃんぽんみたいな喋り方をするんですよ…アイチュウとか他のマネージャーに対してもべつに敬語ではないけどPに対してってなんかほんと喋り方ゆるゆるで感情グチャグチャになってしまう…「やれるんじゃない」「帰って」「うん」「お疲れ様」ボイスだと「ねぇ」「おはよう」とか…その見た目と声でそんな喋り方しますか!??Pに向かってなんだそのギャップは…

 

・出てくるArSがめちゃめちゃいい

ArSが出てきます!!いやほんとマネージャー全般に言えることなんですけど、担当ユニットが割とドンドコ出てくるので推しユニのマネージャーは手に入れた方がいいですよ…

詳しくは後ほど書きますがほんとにユニットの外、P以外から見たArSの姿がなんかもうArS~~~という感じで…本当存在してるだけで騒がしくて概念がカラフルで最強でだいすき……(重めのArSオタクがお送りしています)

このArSをアイル先生はこう見てるんだな、こう評価してるんだな、という所も垣間見えるのでArSファンには本当におすすめです。

 

追記からはストーリーの大まかな流れに触れているので、ここまでで興味を持っていただけた、且つあらすじ程度のネタバレは許容できる方はぜひどうぞ(そこそこに長いです)

 

お話的には3周年のパンフレットの細かい方向性にPが迷っていて、アイル先生が話を聞いてあげているというところから始まります。その話の流れで、Pからアイル先生がパンフレット全体のディレクションをお願いされるという感じです。

今「ディレクション」をちゃんと調べてみたら「総合演出」的な意味合いも持っているってことで、アイル先生まさしく適任だなあと嘆息してしまいますね…

(余談ですがディレクションは制作から管理まで、という総合的な役割を指すことが主らしいのですが、「管理」はマネジメントの色が強くて、そこに実際制作に関わって動くという意味合いが加わって「ディレクション」という立ち位置になるらしいので、「マネージャー」としての泡沫アイルが演出家としてのスキルを発揮するという3部並びにこの恋ストの概念を端的に表しててヒエ…となりました 天才か?)(横文字に疎いのでこの概念わりとビジネスで一般的だったら大変お恥ずかしいですが流してください)

 

場面転換して夜の職員室、Pがもう帰ろうかな~って所にアイル先生が来て、言うんですよ

「今日1日かけてアイチュウ全員を見てきた」

え!???ってならないですか この時点で我々が見てきたアイル先生って割と人苦手そうだしフットワーク重そうみたいなイメージがあると思うんですが、学内だけでなく仕事とかで散らばってそうな32人を朝から晩までかけて1人ずつ見てきたって何!?好きだ……(告白をするな)

なんかここはこれだけの大人数をひとりひとり見てきてくれてるっていうのもすごいんだけど、普通に考えて1人あたりに長い時間を割けない→短時間でその人のある程度の本質を見抜いてアイドルとして魅せるべき点を表現できる情報が得られる というの いやいやめちゃ「強」じゃない…?バトル漫画だったら味方にいたら超心強いけどぜったい戦いたくないタイプでしょ!?オタクそういうの大好きじゃん(偏見)

 

これから作業するって言ったら私も一緒に残ります!ってPが言うので理論的にビシッと「帰って」って諭すんですけど、すごく先生らしくて好きなんですよね…勢いに押されるかと思いきや(確かに押しには弱いと思うんですけど)自分の言いたいことはハッキリ言うところが……好き……

このあたり他のキャラだったらPと恋愛っぽい良い感じの雰囲気になると思うんですけどアイル先生そういった要素がまったくありません!!いやそこがまたアイル先生って感じがして好きなんですけどね 例えばPとアイル先生が恋愛関係に至るとして、そこには確実に仕事に対する姿勢へのリスペクトはあると思うので、これから恋愛要素が増えるとしてもこの前提のお話はアリなんじゃないかなと思います多分(乙女ゲ―に造詣が深くないのでふわっとしたことを言っています)

 

アイル先生のお仕事に対して、期待して待ってます、って言うPに対して先生が

「期待、してくれてる人がいる……」

「その状況で、俺が書けないはずがない……」

って思うシーンがあるんですけどここも何!?!??!?ってなる なりますよね?いやこの全然そんな風に見えないのに自分の才能に対して自信がバリバリにあるところ…ずる…かっこいいよね…

ここで少し過去回想で若アイル先生が出てくるんですけど、なんか役者さんに対しても信頼が感じられる物言いをしてるので印象変わるんじゃないかなと思います 私は若アイル先生も好きだしやり方とか考えはどうあれ彼なりの信念があって仕事してたんだろうと思うのでそこまで悪い印象持ってないんですけど、まああんまりよく思ってない人もいるんじゃないかなと思うので…

 

そしてパンフレット撮影当日、ロビーでPと先生が会話してるとArSが出てきます

ここでの会話でP・ArS含めみんな、アイル先生の作った資料内容は素晴らしいけど難しいし上手くいくか分からないって考えてるのが読み取れるんですけど、アイル先生はそれが最もArSを魅力的に表現できると思って指示を出していて、それに対してArSは自分たちの持っているものを使って表現を返していくっていう、この…マネージャー(演出家)とアイドル、かつ対等な表現者同士のやりとりが激熱すぎて…アイル先生がかっこいいのはもちろんのこと、ArSの魅力とかっこよさもバリバリに伝わってくる…神ストーリーでは?

またさっきの「期待に応える」の流れなんですけど、Pの期待に応えて自分の才能を注ぎ込んだ作品を作り上げたアイル先生に対して、ArSの6人がさらにその期待に応えてくれるっていうのすごく、良いよね…自分と対等に芸術のやりとりができてしかもこんな超ド級の才能と感性を持ったのが6人も…いやほんとうるさいのは難点だろうけど絶対先生嬉しいでしょ!?

あとこの3話のダミヘの台詞が本当にめちゃくちゃよくて(だいたい分かってきたと思いますがまったく口説き文句ではありません)、ダミヘだけじゃなくその台詞の含まれてる一連の流れがすごくすごく大好きで、演出家だった泡沫アイルが今マネージャーをやっている意味、その事実の重みが感じられてほんと……好きなんですよ……

 

細かい台詞回しややりとりのニュアンスはぜひ実際のストーリーで感じてほしいので、大雑把な流れとオタクの僅かな語彙で押し切る形になりましたが、本当に大好きなストーリーなので色々な人に読んでもらって色々な感想を持ってもらえればなあと思います。

自分はMG9がすごく好きだし、マネージャーという立場の人たちが出てきたことでもっとアイチュウたちのことが魅力的に見えてもっともっと好きになりました。だからアイル先生だけじゃなく、MG9のことを知って新しいアイチュウの姿を見つけたり、もちろんマネージャーキャラ自身を好きになってくれたりする人が増えてほしいなあと思ってこの文章を書いています。

話の長いおたくなのでこのあたりで静かにしておくことにします。早くマネージャーガチャBを回させてくれ…